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文化財と歴史遺産
瑞源寺本堂(県指定文化財)

当山の本堂ならびに書院は共に福井城本丸御殿の遺構であり、本堂は「本丸御小座敷」を、書院は「大奥御座の間」を移築したものです。本堂の建築年代は天保元年(1830)、移築が万延元年(1860)、書院もほぼ同年代の建築、移築と考えられています。現存が確認されている唯一の福井城の遺構であり、全国的にもまれなお城の御殿建築として県の文化財に指定されています。


瑞源寺書院(県指定文化財)
松平家廟所


本堂裏山の中腹に開基松平吉品公と母君高照院の笏谷石(しゃくだにいし)製のお墓が並んで建っています。共に二間四方のお堂の中にありましたが、吉品公のお堂は昭和23年6月の福井震災で倒壊、高照院のお堂は老朽化が激しく、平成6年に解体、部材を保管しています。現在県内における福井藩主の廟所は曹洞宗大本山永平寺と市内田ノ谷の大安禅寺、そして当山の3ヶ寺に残るのみとなっています。
            
福井の先人たちの墓碑石


境内には富田鴎波、三宅丞四郎、河津直入、山田介堂、滋賀有作、小林肅峰など郷土史に名を残す福井の先人たちの墓碑石が点在しています。
(写真は三宅丞四郎の機業碑)
           
防空壕


歴史遺産と呼ぶにはふさわしくないのかもしれませんが、人々の記憶の中から「戦争」の二文字が風化する中、負の遺産としてご紹介いたします。時折地元の小中学生の見学がありますが、現在立ち入り禁止です。
            
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